2017-08-01

ブレイディみかこ『花の命はノーフューチャー』

タイトル、そしてこの装丁を目にしてすぐ、「これはパンクスの指南書に間違いない!」と、思わずジャケ買い(?)してしまったのが本書。



これは2005年に刊行されたエッセイ集である単行本に、大幅加筆・増補を加えた文庫本なのですが、後半の約200ページ分は、未収録であり、書き下ろしによるもの。

イギリスの、ごく一般的なワーキングクラスの日常を、痛快に、時に鋭く、そして切なく描かいています。

「パンクとは演歌」

あぁ、なんというこの腑に落ちる感じ。

現代の日本って、階級社会だと思うんです。だから、こんなに共感してしまったのかしら。

そんなアタシは、きっとワーキングクラスのど真ん中(笑)。